病院勤務からクリニックへ!

整形外科を希望する看護師の間では将来的にクリニックで働くことを目指す人が多くなっています。病院で働いていると夜勤があったり、土日の対応が必要になったりするのが悩みになりがちです。結婚して子育てをすることを考えると、ワークライフバランスを整えるのが難しいと感じてしまうのはもっともなことでしょう。整形外科は街中のクリニックが増えてきているため、将来的に転職しやすい診療科として整形外科が選ばれています。
ただ、最初から整形外科クリニックに就職するのではなく、病院で経験を積む看護師が多いのが現状です。病院ではクリニックから転院してきている患者や緊急入院の患者が多いため、どのような患者を病院に搬送すべきなのかを判断するための経験を積むことができます。クリニックの看護師になったときに患者を診て医師とすぐに相談できると患者が助かる確率も高くなります。医師としても信頼のおける看護師と言えるので、クリニックの医師としては確保しておきたい人材です。
このような周到な考えを持つ看護師が増えていて、まずは整形外科の病院で経験を積み、結婚後にはワークライフバランスを考えてクリニックに転職するというキャリアパスが人気になっています。病院としては教育研修を施した貴重な看護師が退職してしまうのは痛手ですが、医療全体を見ると整形外科ではクリニックの役割が大きいのも事実です。病院としても看護師をきちんと教育をしてクリニックに送り出そうという動きも生まれてきているのが現状です。